「自分の冷たい足にびっくりしてしまう」そんな足先の冷え性。 夜も足先の冷えで目が冷めてしまったり、毎年早くから出来るしもやけに悩まされたり。
何かしら対処はしてみているけれど、どれも一時的なもので「私には効果がない…」体質だから仕方がないと諦めている人も多いかもしれません。
しかし、足先の冷え性には理由があります。 私たちの体の仕組みを知り、ひとつずつ対処していくことで体が自発的に温まるよう変化していきます。ぜひ参考にしてみてください。
・なぜ足が冷たくなるのか?
私たちの体は血液をつかって体温を調節するようにできており、体の部位によって温度が違うことは自然なことです。
例えば、暑さを感じるときは汗をかいて熱を逃がすために、血の巡りを良くして皮膚の表面温度を上げていきます。
反対に寒さを感じるときは体内の熱がこれ以上逃げないように、血管を収縮して熱が逃げるのを防いでくれています。
しかし、氷のように冷たいなど一部だけ過剰に冷えている場合は(もしくは温まり過ぎている)足先は自然に起こる生理現象とはまた違った状態であり、体温調節機能がうまく働いていない可能性があります。
・足の筋肉の動きが悪くなっている。
足先まで血液を送り届けるのは大変労力がかかることです。ですから、本来は「第2の心臓」としてふくらはぎが心臓から足に流れてきた血液を押し戻す役割を担っています。
ふくらはぎは単体で動くのではなく、足裏ともつながって動きを作っています。
足(足首から下)は大きなひとつの塊としてとらわれがちですが、実はとても精密に作られています。足の筋肉は4層にも重なってできていて、
足でピアノを弾ける人がいることからも分かるように、本来は塊ではなくバラバラに細かく動かすことができるはずなのです。
しかし、最近ではヒール・革靴などの常用で、足を柔軟に使いつづけることが難しくなっています。細かく動かすことをしなくなるので、足はひとつの塊のように使われ、足先の筋肉は凝り固まっていきます。
その中を通る血管は圧迫され、血の巡りが悪くなっていきます。
さらに、今ではとても便利な世の中になり、エレベーターや車などを常用することが多く、私たちの思っている以上に歩く機会が少なくなっています。足の筋肉は萎縮してしまい、自ら熱を生み出すことができません。
ただでさて、血の通いにくい足先。凝り固まった状態が続けば、自らの力で足先を温める機能は衰退していきます。
あなたの生活でも思い当たることはありませんか?
・ どうしても冷えてしまう人の改善策
思い切って温めるのをやめてみる!
野外で過ごす場合や本当に寒いときは温めることも大切ですが、外側から温めてばかりいると、反対に足が冷えてしまうことがあります。
人間には、急激な変化にも体がついていけるように、体が現在の状態を維持しようとする働きがあります。冷えた体が外側から急激に温められると、
体は元の状態に戻ろうとして、元の温度より下がってしまう可能性が大きくなるのです。
とはいえ、今までの習慣を突然すべて変えてしまうのはどうしても辛いと感じることもあるかもしれません。その場合は、一時的な対処法として「首」のつく関節(手首や足首)を温めることをおすすめします。
・食べ過ぎをやめる!
ご飯を食べると体がポカポカと温まるイメージがあるかもしれません。しかし、つねにお腹の中に食べ物がある状態だと、余計に体は冷えやすくなる場合があります。
特に、朝は便意を催したり、めやにが出たり、息が臭くなったりと、「排泄活動」が活発になっている時間帯です。できるだけ食事を控えて、消化活動をお休みするのが理想です。
本格的な食事をするのは昼からにして、朝食は食べないか、消化の早いフルーツに変えてみるのも一つの方法です。胃腸に集中していた血液が足先へと届き、足先まで温まりやすくなります。
・足の筋肉を緩めて循環をよくする
足先の冷えがキツいと感じたときは、靴下を重ねたり外から温める代わりに、足首を回したり、ストレッチをしたりできるだけこまめに動いて
「筋肉を動かす」ことを心がけてみてください。筋肉を動かすことで身体の中から熱が生まれます。
以上のことを続けてもらってそれでも改善のない場合は台東区三ノ輪・千束・浅草エリア荒川区南千住エリアの三ノ輪ほーむ整骨院・鍼灸マッサージ院にお任せください。